暗中模索
手が勝手に動く現象は、その後もたびたび現れその都度新しい手の動きや指の使い方を「教え」てくれました。
しばらくすると、その現象を意識的に起こすことが出来るようになり、自分の意識でコントロールすることも可能になりました。
完成はいつのことになるのか、、、、
いつになれば自分自身が本当に「納得」することが出来るようになるのかわかりません。
今現在もこの現象は毎日現れ、セラピーの新しい手の使い方やテクニックを教えてくれます。
この当時でも、自分が鍼灸師になってプロの治療家になるなどとはあまり考えていませんでした。
代替医療の世界でなんとかやっていけるかな・・・程度です。
この頃から手が勝手に動くのは何かのメッセージではないのかと思うようになりました。
1人1人少しずつ微妙に違うのですが、手順はほぼ同じです。
押さえている部分、指の感触、姿勢の変化などは、実際の体内の物理的な変化をとらえています。
(これはトレーニングの方法によっては誰でも出来るようになるのではないか?)
このような考えが少しずつ頭をもたげてきました。
しかしそのためにはちゃんとした理論がなければ相手にされません。
守護霊が手に乗り移って治療できるようになったのです。
神様の力で治るのです、、、等と言えばどんなことになるやら・・・
本当に変なオッサンに見られてしまいます。
(でも充分そのように見られているんでしょうね)
その理論とは、医師が納得できるレベルのものが必要だと感じました。
でも自分にはその知識が足らない。
この現実がわかったときは
(どうすればいいの?)・・・
暗中模索が始まりました。
でも、この頃には
(なんとかなる)
というまったく根拠はないのですが、必ず神様が助けてくれるはずというような感覚が少し出てきました。
とはいっても、単にお祈りをするだけではなく現実を生きていくことのほうが忙しい毎日でした。
1 若いころ
2 阪神淡路大震災
3 脱出
4 お金が紙切れに
5 何かが違う
6 うつ病で退職
7 見えない世界の入口
8 治ったという思い込み
9 原因は頚椎ヘルニア
10 リンパセラピーとの出会い