筋肉を緩める芦屋の鍼灸治療院、筋肉リンパ専門の治療院です。
HOME  > ご挨拶 > 何かが違う

何かが違う

何かが違う、、、自分の中にもうひとりの自分が、、

財布の中のお金が、単なる「紙」としての価値しかなくなっていることに気がつきました。


(いったい私は何を信じて今までやってきたんだろう???)


がれきの中を自問自答しながら、自転車を押して神戸へ向かいました。


芦屋から神戸に向かう途中は、夜も明けて明るい道を移動しました。

がれきが道路の真ん中まで崩れているため、自転車に乗るというものではなく、ほとんど手で押してがれきを乗り越えて神戸に向かいました。

途中では、被災した人たちが毛布にくるまり寒さをしのいだり、靴もなく道にしゃがみ込んでいる人たちばかりでした。


(今の自分には何もすることができない・・・)


自転車に積んであるおにぎりや水を分けてあげてしまうと、神戸で待っているはずの上司に渡せないから、それもできない。
それに圧倒的に足りない。


何ともいえない気持ちで、自転車を押しながら神戸に向かいました。

神戸に住んでいた上司は、家は震災でめちゃくちゃになっていましたが、ご家族にも怪我はなく無事でほっとしました。


それからは、何か今までの自分と違う自分が、身体の中にいるような変な感じを感じるようになりました。

それまで、うまくいっていた方法が、なぜか失敗してしまうようになりました。

(こんなはずではない!このやり方でいいはずだ)