姿勢が悪いのは力を入れるクセです
姿勢が悪くなるのは「クセ」と言っていいと思います。
若く筋肉が柔らかいうちは姿勢の矯正も簡単ですが
大人になって体が硬くなるとそう簡単にはいきません。
クセを矯正すれば、、、
理論的には成り立っていますが、クセはそう簡単に矯正できるものではありません。
矯正は可能ですが時間と労力がかかります。
右利きを左利きにするようなものだとおもっています。
では、なぜ姿勢が悪くなるのか?
「自分でその姿勢を維持し続けたから」
だと考えています。
その姿勢を長く続けてしまうと筋肉が疲労を起こしてしまいます。
疲労した筋肉の繊維は短くなって伸びない状態にあることは
今まで何度も書きました。
筋肉の繊維が短くなってしまうと関節を引っ張ります。
つまり、健康な状態の関節の角度とは違う
不正常な角度になってしまうから姿勢が悪くなります。
さて、これを矯正する場合、先ほど書いたようにトレーニングするわけです。
でも、ここで疑問を持っていただきたいのです。
筋肉の繊維が短くなって伸びない状態だから
関節の角度がおかしくなってくるわけです。
矯正という方法は、
曲がった関節に逆の力を加えて元通りの角度にする。
ということをしているわけです。
筋肉が緊張して関節を曲げると関節には圧力がかかります。
繊維が短くなった筋肉のままでは関節にこの圧力がかかったままです。
このままの状態で、真っ直ぐにするように逆の力を加えると
関節には余計に圧力がかかります。
私たちは、この逆にかける力でまっすぐにしている状態でいるわけです。
何か前向きに仕事をしようとするときに
まず姿勢を正して0ポイントに持ってくるのにエネルギーを使います。
残ったエネルギーで前向きの仕事をしています。
つまり、コリがあるために姿勢がわるくなり
それを矯正することにエネルギーを使い続けています。
まるでサイドブレーキがかかった状態で自動車を走らせているようなものです。
これが「コリは人生のサイドブレーキ」の正体です。
このサイドブレーキさえはずせば、すべてのエネルギーを前向きの仕事に使えます。
寝違えで首が動かない!
ク、、首が動かない!
よくあるケースです。
彼女も一週間ほど前に寝違えで首が痛かったそうですが
仕事が忙しいのでそのままにしていると
突然、朝起きると首が動かなくなり
腰も曲がらず座ることも寝ることも一人で出来なくなって来院されました。
写真ではっきりと分かるように
施術前は右の肩が異常に上がっています。
2回の治療でフツウの生活を取り戻していただけました。
痛みは早めに治療しましょうね。
一回の施術でねこ背が改善
この状態では姿勢を正そうとしてもこれが限界。
姿勢が悪いって言われたことありませんか?
姿勢が悪い原因は、生活習慣やクセであることが多いのですが 習慣やクセを治すのはなかなか難しいです。
悪い姿勢を矯正する場合、筋力を強化して矯正する方法が多いです。
しかし、姿勢が悪く見えるのは、ほとんどの場合コリで筋肉の繊維が短くなって、関節を異常な角度で引っ張っています。
このままの状態で筋力を強化しても、コリがある筋肉はそのままなので根本的な解決になりません。
コリがある筋肉をゆるめるだけで矯正はできますよ。
施術後(50分)、こんな風に変化しています。