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本音は「治療」

本音は「治療」

代替医療を目指す方たちは
「困っている人の役に立ちたい」
「なんとか治してあげたい」
という高い意識を持たれた方が多いと思います。


私もそう思っていました。

この「意識」の部分では医師を目指す方よりも高いのではないかとさえ思います。


私の場合、鍼灸師の資格取得を目指し始めた頃は前にも書いたように、国家資格は難しい、お金もかかる、時間がないという理由で悩みました。

その理由があって民間資格の学校へ行こうかと思ったこともありました。


でも、民間資格の学校に行こうとする理由は

資格が簡単に取れる
鍼灸師の学校よりお金がかからない
時間も短くてすむ

といった逆の理由です。


この逆の理由に気がついたとき、よく考えてみるとちょっと変どころか、まったく本末転倒の考え方なんだと思いました。


鍼灸師を目指す前の本音は「治療してあげたい」です。


しかし民間資格では「治療」は出来ません。

ということは建前として「リラクゼーション」とか「癒し」と言わざるおえないのです。


でも私の本音は「治療」です。


私は、患者さんに対して建前では「リラクゼーション」でも本音は「治療」といった嘘はつきたくないという思いでした。


国家資格ではない民間資格を取得するセミナーや学校はたくさんあります。

そのレベルは玉石混合です。

大抵のスクールは、期間が1年、長くても2年でしょう。

授業時間は年間で500時間以上というところは、まずないと思います。

ひどいのになると週2日の授業しかなかったり、もっとびっくりしたのは、通信教育だけで実技指導はたった4~5回程度しか行わずに資格を出している学校もあります。


病気や怪我を治す技術がこんなにお手軽にマスターできるのでしょうか?

私は疑問に感じます。

 

(つづきはこちら)
 

1  若いころ   
2  阪神淡路大震災  
3  脱出  
4  お金が紙切れに  
5  何かが違う  
6  うつ病で退職  

7  見えない世界の入口 
8  治ったという思い込み 
9  原因は頚椎ヘルニア 
10 リンパセラピーとの出会い