リンパの流れってこうなってます
リンパ器官の構造は鎖骨付近で静脈に合流します。
これは、高速道路の出口にあたります。
リンパの構造は出口がたった一カ所だけです。
他はすべて入り口です。
東京や大阪の都市高速道路の出口が一カ所で、他はすべて入り口だと想像してください。
そのような高速道路だったら慢性的な渋滞が発生します。
その渋滞を解消する方法はただ一つだけです。
それは
「先頭が動かないと後ろは動けない」
というすごく単純な当たり前の答えです。
ですから当院では「先頭」
つまり鎖骨付近の静脈との合流部を重点的に施術するわけです。
リンパを効率よく流すために
施術によってリンパ管に取り込まれた老廃物は鎖骨付近で合流する静脈へ流れていきます。
老廃物が去った出口付近のリンパ管内部は圧力が下がっているはずです。
圧力は高いところから低いところにしか移動しません。
つまり、圧力の下がったリンパの出口に老廃物は効率よく流れてきます。
先頭が動いたので渋滞していたリンパ液が動き始めるわけです。
圧力は一点を押さえるとその圧力はすべてに伝わります。
これは中学校で習うパスカルの原理です。
体の内部はすべて血管やリンパ管でつながっています。
ですから、指1本で押さえた圧力はパスカルの原理によって体のすべてに伝わっています。
この圧力を利用したテクニックで初心者も簡単に効果をあげることが出来ます。
というよりも初心者の体の方が簡単に老廃物が出て行くのです。
ほとんどの人は体の大掃除をしたことがないと思います。
ということは、老廃物はたくさん残っているはずですね。
ですから、少し押してあげるだけで簡単に老廃物が出ていきます。