見えない世界
悶々とした日を送っていました。
そんなある日、友人から電話があり、食事に誘われました。
食事をしながらいろんな話をしましたが、全然楽しくなく話は右から左へ消えていくようでした。
しかし、その友人から
「つらいときには船井先生の本を読んでみたら」
といわれたことだけは、はっきりと覚えていました。
船井先生は、経営コンサルティングの船井総研の会長をされておられることを友人から聞いていましたので、本屋へ行きパラパラと本をめくっていました。
船井先生の本で最初に読んだのは「エゴからエヴァへ」というタイトルでした。
その本の中には、それまで全く縁がなかった精神世界のことがたくさん書いてありました。
愛だとか、意識とか、科学ではわからない各種の現象や、信じられないような治療方法が書いてあり、その時の私には
「へー、こんな世界もあるのか」
程度でした。
その中に、江本勝さんがアメリカより波動測定器という機械を日本へ持ってきて、測定した波動を転写した水を飲めば病気が治るということが書いてありました。
その時の私は、水を飲むだけで病気が治るなんてとても信じられませんでした。
しかし、もし本当ならこんなありがたい話はないと思い、大阪で波動測定を受け、波動水を飲み始めました。
すると、それまで悩んでいた症状がある程度改善し、薬を飲まなくても日常生活に戻れたのです。
正直いってびっくりしました。
しかし、今現在の体の状態から考えると、とても健康といえる状態ではありませんでした。
今まで知らなかった世界の扉が急に開いたような気がした私は、その世界にのめり込みました。
1 若いころ
2 阪神淡路大震災
3 脱出
4 お金が紙切れに
5 何かが違う
6 うつ病で退職
7 見えない世界の入口
8 治ったという思い込み
9 原因は頚椎ヘルニア
10 リンパセラピーとの出会い