バイブルとの出会い
ある日、京都の波動の先輩の事務所にお邪魔したとき、本棚にしまわれた一冊の本が目につきました。
題名は
「筋肉疲労が病気の原因だった」(総合法令)
という本です。
著者は、京都大学医学部ご出身で人工心臓の研究では世界的レベルの実績を残され、後に僧侶となり出家し、東洋医学の道に入られた、福増一切照先生です。
その内容は、固まった筋肉が全身の流れを妨げ病気を引き起こすということでした。
しかも、筋肉のゆるめ方というのは、本を読む限り私の方法と極めて似ていたのです。
体に電気のようなものが走るのを感じました。
「これだっ!」
今では、私にとってこの本はバイブルです。
たくさんのヒントや具体的な方向を指し示してくれました。
是非お会いして教えを請いたかったのですが、残念ながら、福増先生はすでにお亡くなりになってます。
私が死んだ後、あの世で福増先生にお会いできれば是非御礼を言いたいと思っています。
自分の考えや方向が間違っていなかった。
他にも同じようなことをしている人がいた。
うれしくてたまらない思いでした。
そんな時に次の課題が待ちかまえていました。
それは従兄弟の突然死でした。
まだ40代で働き盛りの彼が、心筋梗塞で亡くなったのです。
血圧が高いということは、以前から聞いていました。
しかし、代替医療を全く知らない従兄弟にとっては、私はなんの資格も持たない健康オタクのオッサンでしかなかったのではないかと思います。
自分に正確な知識があり、医療人としてアドバイスしていれば、、、
この突然死は防げたのではないかという考えが頭から離れなかったのです。
この従兄弟の突然死が鍼灸師になろうと決めた直接のきっかけです。
1 若いころ
2 阪神淡路大震災
3 脱出
4 お金が紙切れに
5 何かが違う
6 うつ病で退職
7 見えない世界の入口
8 治ったという思い込み
9 原因は頚椎ヘルニア
10 リンパセラピーとの出会い