治療の基本は『温める』ことです
シップなどで冷やす
アスリートがアイシングをする
などは「体の緊急事態」の時だけです。
なぜ冷やすの?
捻挫や打撲、過激な運動などは筋肉に炎症を起こします。
見た目で赤く腫れてる。
触ると熱を持っている。
少しふくらんだ感じがする。
などは炎症の症状です。
しかし、慢性的な腰痛や肩コリは炎症ではありません。
筋肉が固くなって血流が悪くなっています。
それを冷やすと血流は余計に悪くなっちゃいますよ。
冷やすより温める
固まった筋肉に湿布薬を貼るというのは、患部を冷やして血液の供給を妨げているので筋肉がゆるむわけがありません。
冷やすことによって一時的に痛みを軽減(感じにくく)させているだけです。
それどころか、冷やすことによって組織が堅くなり慢性的症状におちいることが多くあります。
当院の治療では熱を加えるのに、ホットストーンを使います。
熱いけど、とっても気持ちいい感じです。
当院で使っているホットストーンは、セラミックスです。
セラミックスの素材となる土は、インドネシアのロンボク島に薬用土と呼ばれている、現地の人が治療のために舐める土があり、その薬用土を混ぜて焼き上げたセラミックスです。
そして、さらにそのセラミックスを日本へ持ち帰り、炭素蒸着加工(特許技術)により炭化させたものを用います。
つまり、瀬戸物を炭に加工しているわけです。
一般に炭というのは、ほぼ純粋な炭素で構成されていて、電気が良く通る導電体のはずなんですが、炭を焼くときに不純物やタール分が炭の組織に入り込み、ほとんどの炭が絶縁体になってしまっています。
このホットストーンは、炭素蒸着加工をするときの特殊な焼成方法で、不純物やタール分を除去することに成功し、非常に良く電気を通します。
「氣」の概念では一説に体の電気の流れと解説している先生もおられます。
セラミックスによって体の不要な電気の流れを整えてくれる役目もあるかと思います。
また、生命体の元素構成は約70%が炭素で構成されるため、人の体にとってなじみが大変良いと考えています。
これで圧力と熱を効果的に体に伝えていきます。
ただし、捻挫などで炎症を起こしているときには湿布で冷やしてください。